去る2007年7月1日・愛知大学綜合郷土研究所(写真の有薗正一郎先生所長)主催にて
開催された公開シンポジウムをまとめたのがこの本
「ふるさとから発信する」㈱あるむ刊です。
地元で地方からの発信・地方出版活動を熱心に行う2人、
伊良湖自治会長の小澤 美也様
、
奥三河書房 伊藤 敏女様
の講演のあと
一橋大学・経済地理学の水岡不二男教授が解説するという内容です。
全体が興味深い内容なのですが私の好きな鉄道の分野では
水岡教授の話題の中に
飯田線・三信鉄道の開発の話題がかなり詳しく書かれているのが特筆されます。
最近・
合唱劇「カネト」にて川村カ子ト(カネト)が有名になりましたが、
当時の投機ブーム・また日本人労働力不足により朝鮮人労働者の活躍など
より深く開発の当時の事情・様子が書かれています。
お話の中にはもともと飯田線は浜松に到達する予定だったという内容も。
飯田線の歴史に興味ある方は是非読んで損はありません。
この本も本屋さんで注文可能です。