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ここまで違う保険料【新築・火災保険】






昨日保険会社主催、保険代理店向けの研修がありました。
内容は「住宅の見分け方」
様は構造により火災保険の保険料が違いますのでそれを見分けるというもの
保険に造詣の深い一級建築士の先生が講師でした。

簡単にいうと

鉄筋・鉄骨・木造(鉄板など張ってあるもの)・木造(板張り)
の順に保険料が上がるのですが、あくまで原則であって
例外があるのです。この例外に当てはまると相当保険料が変わってきます。

例えば新築で保険をかける際

一般的な木造(C構造)

建物2000万
家財1000万

20年契約

+地震
建物1000万
家財500万
5年契約(地震は最長5年まで)

ですと

私の取り扱い保険会社の
補償がやや厚めのタイプの保険料で

合計908060円

これが主に鉄骨(B構造)ですと

514650円となります。

上記908060円には地震保険141150円が含まれており、
(B構造との5年間の差額6万円)

地震保険を5年更新3回すると
20年間の保険料の経費の差は
C構造(主に木造)B構造(主に鉄骨)
軽く50万を超える事になります。
結構バカになりませんね・・・

しかし上記の通り木造でも火災保険が安くなる場合があります。

有名な所では
2X4の住宅(省令準耐火構造)
は火災保険部分のみ鉄骨と並の値段(地震部分は木造)

になり

外壁をALC(気泡コンクリート・商品名へーベル等)
にすれば地震保険含め木造なのにB構造(主に鉄骨)

となります。この差は大きい・・・

もちろん新築の費用や今後の維持コストなど絡んできますので一概にどれが良いとはいえません。

また大手メーカーの住宅は商品名言うだけで安くなるブランドもあります。
・・・・

とここまでの予備知識を元に今回の研修に臨んだのですが・・・(前書きが長い・・・)
今回木造なのにB構造(主に鉄骨)の保険料でOKな外壁がまだあることが分かりました。

「押出成型セメント板」といいます。
私も規定集でこの言葉くらいは覚えてましたが実際どんなものかは???でした。

主に大型の建物に使う建材で住宅用の「薄物」は
昭和電工建材という会社の「ラムダ」という商品しか無いそうです。
(上記でHP検索すると詳細説明あり驚きです)

かなりなじみ薄い素材と思いますがピンと来た方
講師の一級建築士の先生も
「概観からの判別はほぼ不可能」様は普通のセメント系のサイディングと見分けられない←はC構造

とまで言ってますので是非保険代理店に確認してみてはいかがでしょうか?
もし押出成型セメント板で木造の保険料払っていたら
過去に遡って差額返金してくれるかも知れません。


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