火災保険・地震保険よもやま話その18
ご興味ある方のみお読みください。
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先回のクイズ
http://sugiurains.hamazo.tv/e1025659.html
の回答です。
長期契約って短期契約よりお得なの?ということで
30年契約ですと21.85年分
様は30年契約は1年契約の22年分弱の保険料で加入できることになる前提で
質問では30年で火災保険をかけて
下記の場合長期契約で入ってしまったらどうなるのでしょうか???
●途中火事で全焼してしまった・・・
●10年でやむにやまれぬ事情で家を売ることに・・・・
というものでした。
下記回答です。
長期契約の途中全焼して保険金を全額使った場合保険は終了します。
例えば30年契約で10年と3ヶ月目にこの場合、
全焼した年分も保険期間に含まれ11年分契約した事となり
残り19年分が
短期率という計算で帰ってきます。
(所属保険会社の短期率表によると69%戻ります)
次に30年で契約し、10年3ヶ月目に解約した場合
こちらは月毎の短期率により保険料が戻ります。
(所属保険会社短期率表によると71%となります)
では具体的な例でご説明します。
35年契約で各社共通の「住宅総合保険」に
建物保険金2000万円で加入した場合
保険料は(20年2月時点・取り扱い保険会社)
①在来工法木造住宅・・・ 850200円となります。
②鉄骨・2x4、木造でもALC張等の場合・・・444000円となります。
上記前提として新価実損払いⅢ型・新長期ローン割引・防災機器割引で計算←この辺り各社微妙に違うかも
その他の割引などは含みません
(実際加入の際必ず加入先に事前にご確認ください。)
まるまる10年加入して解約すると短期率は74%
①は629150円②は328560円返金されることになります。
10年間の実質保険料は①221050円②115440円です。
ここでちょっと疑問沸いてきませんか?
同じ内容で10年で契約した場合はいくら???
保険料は
①は242600円
②は148000円です。
やはり長期契約は有利ですね。